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漫画『虫籠のカガステル』感想。過酷な運命に立ち向かう主人公がかっこいい漫画でした!

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はわわっ、羽輪のどかですっ!

今回紹介する漫画は『虫籠のカガステル』です。

虫の化け物になってしまう病気「カガステル」に侵された世界を舞台に、主人公とヒロインの生き様を描いた作品となっています。

世界観がしっかり作り込まれたファンタジー漫画で、常にワクワクしながら読むことができました。

すごくいい終わり方だったのもポイント高い!

ということで、今回はファンタジー漫画『虫籠のカガステル』を紹介していきます。

 

漫画『虫籠のカガステル』ってどんな漫画?

21世紀末――人が巨大な虫になってしまう奇病「カガステル」が発生し、人類の2/3が食い殺されてしまった。

ある日、駆除屋のキドウは、虫に襲われて瀕死の重症を負った男を見つける。

その男は「この子を母親の下へ連れいてってくれ」と、一人の少女をキドウに託し死んでしまった。

(©『虫籠のカガステル』)

少女・イリを託されたキドウは、彼女の母を見つけるためにさっそく出発しようとする。しかし、イリは父親の死体から一向に離れようとしない。

それを見たキドウは彼女の頬を殴り、「生きる気がないなら、ここで死ね」と言い放つ。

しぶしぶキドウに従うイリであったが、この時点で二人の関係は最悪。

イリはキドウに警戒心を抱き、キドウはイリを抱えたことをさっそく後悔しはじめていた…。

こんな感じの漫画です。全7巻で完結しています。

 

漫画『虫籠のカガステル』感想

主人公・キドウが超かっこいい

(©『虫籠のカガステル』)

『 虫籠のカガステル』は、主人公・キドウがとにかくカッコイイです。

キドウは、「カガステル」になってしまった人間を殺す「駆除屋」として生計を立てています。

駆除屋という仕事は非常に過酷な仕事です。

化け物になってしまったとはいえ、元人間を殺さなければいけない。

殺すことで周囲の人々を助けることができたとしても、「人殺し!」と罵られる。

しかし、そんな辛い仕事をキドウは淡々とこなしていきます。

なぜなら、キドウはこれ以外の生き方を知らないから。

幼少期からカガステルに襲われる生活をしていた彼には、駆除屋こそが唯一の生きる術なのです。

(©『虫籠のカガステル』)

そんな辛い運命を背負い、周囲に忌み嫌われようとも、もがき続けるキドウの姿がかっこよくてたまりません。

こういう暗い過去を背負った主人公は個人的に大好き!

「俺は所詮人殺しだ…。」と認めてしまっているところも、苦悩を抱えたヒーローっぽくてかっこいいです。

 

また、キドウは冷徹な人間っぽく見えるけど、本当はすごく優しいっていうのもいいですね。

普段は口が悪くてぶっきらぼうなんだけど、本当に困っている人を見たら放っておけない。

仲間がピンチの時は、自分を犠牲にしてでも助けに行く。

漫画の主人公にありがちなシンプルなかっこよさなんですけど、やっぱりこういうのにはキュンときます。

(©『虫籠のカガステル』)

単純に戦闘能力が高いのもいいですね。

彼は過酷な戦場を生き残ってきた歴戦の兵士なので、その強さは折り紙付きです。

そんな、化け物じみた強さを誇るキドウが、本物の化け物である「虫」たちをバッタバッタとなぎ倒していく…。

その圧倒的な強さに思わず惚れてしまいました。

 

衝撃の展開が多い

『虫籠のカガステル』は衝撃の展開がかなり多いので、常にワクワクしながら読めました。

しかも、全然前触れもなく、急に衝撃の事実が判明したりするので驚きっぱなしです。

まさか、あのキャラクターが死ぬことになるとは思いませんでしたよ。

割と登場してたし、レギュラーキャラぽかったのにあっさりと退場するとは…。

全く前触れもなくこういったことが起こるので、『虫籠のカガステル』は常に緊張感をもちながら読めますね。

あと、ヒロイン・イリの秘密にも驚かされましたね。まさかあんな秘密を持っていたとは思いませんでした。

物語の根幹を脅かすほどの凄まじい秘密を、彼女が背負っていただなんて…。

と、まあこんな風にいろいろと衝撃の事実が発覚していく作品となっています。

ですから、常にワクワクを感じながら読めます。

 

キドウとイリの二人が、互いに支え合いながら成長していく姿が尊い

(©『虫籠のカガステル』)

キドウは過去に辛い体験をしているせいで、人に対して心を閉ざしてしまっている節があります。

そして現在も駆除屋として忌み嫌われるという辛い生活を送っている。

そんな過酷な運命に絶望していたキドウでしたが、イリと出会ってから、少しづつ自分の人生に向き合っていけるようになります。

時には躓きながらも、一歩一歩自分に出来ることをこなしていく。

それを続けていく内に、冷たい印象を受けるキドウの姿はなくなっていき、そこには優しい青年がいたのでした。

このキドウの成長がなんとも美しくて、感動してしまった。

一方でヒロインのイリ。

彼女は苦労しながらも、なんだかんだ幸せそうに暮らしていたんですが、物語中盤で衝撃の事実が判明して以来、すっかりふさぎ込んでしまいます。

一人の少女が背負うにはあまりにも重たい運命に、イリは絶望してしまったのです。

しかし、そこでキドウが手を差し伸べたことで、イリは運命に立ち向かう覚悟ができます。

そして、キドウと共にその過酷な運命と戦っていくのです。

(©『虫籠のカガステル』)

このように主人公とヒロインがお互いに支え合って、共に成長していくっていうのが美して非常にいい!

一人では決してダメなんですよ。

大切な人が側にいるからこそ、絶望しかできない状況でも前を向いて歩いて行ける。

欠けた部分を補い合いながら、共に成長していく二人の姿が強く印象に残った作品でした。

 

『虫籠のカガステル』感想まとめ

漫画『虫籠のカガステル』は、過酷な運命に立ち向かっていくキドウとイリが魅力的な漫画ですっ!

ダークでファンタジーな雰囲気を放つ世界の中で、必死に生きていく二人の姿にはキュンキュンしちゃいました。

衝撃の展開が多く、常にドキドキしながら読める点もGOOD!

 

漫画『虫籠のカガステル』は、こんな人におすすめ!

  • ・世界観が作り込まれたファンタジー漫画を読みたい人
  • ・予想外の展開にドキドキしたい人
  • ・主人公とヒロインの尊い関係にキュンキュンしたい人

ということで今回は、漫画『虫籠のカガステル』を紹介しました。

超面白い作品なので、気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!

 

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羽輪のどか

1年に1000冊以上のマンガを読んでるマンガ大好き小学生! 「ちょっとマイナーだけど実は面白い!」そんなマンガを紹介していこうと思いますので、よろしくお願いしますっ!

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