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漫画『幽麗塔』感想。謎の時計台で起こるサスペンスホラー漫画!

更新日:

 

はわわっ、ネックですっ!

今回紹介する漫画は『幽麗塔』です。

この漫画は、莫大な財宝が眠る時計台を舞台に、様々な猟奇的な事件が起こっていく…という感じの漫画です。

いわゆるサスペンス・ホラー漫画ですね。

正直、めっちゃ怖かったです。

この漫画は『医龍』の作者・乃木坂太郎先生によって描かれているのですが、その持ち前の画力でグロい描写をどんどんやるものだから怖くて怖くて…。

でも、ストーリー構成がしっかりしていて超面白かったので、全部読めちゃいました。

ということで今回は、サスペンスホラー漫画『幽麗塔』を紹介していこうと思います。

 

漫画『幽麗塔』あらすじ

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(©『幽麗塔』)

昭和29年──無職童貞のダメ男・天野太一は、カストリ雑誌(エログロ系の雑誌)ばかり読んで引きこもるという、無為な時間を過ごしていた。

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(©『幽麗塔』)

そんなある日、タイチは美少年・沢村鉄雄に出会う。

テツヲはタイチに「幽霊塔の秘密を解き明かして、一緒にお金持ちにならないか?」と提案。

その話に乗ったタイチは、テツヲと共に金銀財宝が眠る時計台「幽霊塔」に向かうのであった。

昭和27年に老婆が時計の長針と短針に括り付けられ、下半身が180度曲がって死ぬ…。

そんな悲惨な事件が幽霊塔で起こっていたことを、この時のタイチは知る由もなかった…。

こんな感じの漫画です。ジャンルはサスペンス・ホラー。全9巻で完結済です。

 

漫画『幽麗塔』感想

レトロでホラーな世界観

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(©『幽麗塔』)

漫画『幽麗塔』は、昭和29年(1954年)を舞台にタイチとテツヲが、時計塔で起こる事件に巻き込まれていく…といった話です。

この昭和29年というのが、すごくいい。

昭和29年と言えば、戦後間もないころですよね。

まだ、治安も安定しておらず、科学も発展していない。夜はほとんど街灯もなく、辺り一面は闇の中。

こういった昭和特有の不気味な雰囲気が、非常にホラーにマッチしています。

何が出てきてもおかしくない、昭和の暗い世界観が読者を恐怖の渦に叩き込んでくれます。

 

また、『幽麗塔』はホラー描写がかなり気合が入っていて、正直かなり怖い。

ビビりの僕は、絶対夜に1人で読みたくないレベルでした。(だから夕方に読んでた)

高い画力でグロい描写や不気味な描写をガンガンやっていくので、怖さに拍車がかかるんですよね。

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(©『幽麗塔』)

「死番虫」と呼ばれるマスクを被った男に追い回されたり、謎の村で村民に殺されかけたりと、心臓の弱い僕はパニックホラーな展開にヒヤヒヤしっぱなしでした。

そして、ここでも昭和29年という時代背景がマッチするんですよ。

この頃って今に比べて警察の捜査や法制度が杜撰なので、何が起こってもおかしくない雰囲気がある。

変質者がたくさんいそうだし、街角で殺人鬼に追い回されても警察はなんの捜査もしてくれなさそう(めっちゃ偏見ですが…)。

こういった何が起こるかわからない不気味な雰囲気が、『幽麗塔』の魅力ですね。

 

少しづつ明かされていく謎

『幽麗塔』はホラー要素だけでなく、推理モノ要素もある漫画です。

『幽麗塔』では莫大な資産が隠されている時計塔を巡って、様々な怪事件が起こります。

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(©『幽麗塔』)

時計台に磔にされ上半身と下半身の骨が折られた死体が発見されたり、財宝を守る時計台の罠にやられて無残な姿になった死体が出てきたり…。

こんな恐ろしい事件が次々と発生していくのです。ああ、怖いぃぃ…。

また、時計塔を守る番人「死番虫」がヤバい。

彼は時計塔に近づく人間を無差別に殺していきます。しかもかなり残虐に…。

そして「死番虫」の正体は誰にも分らないのです。

一体、誰が死番虫となって連続殺人を繰り返しいるのか、そもそも何のために時計塔に来る人を殺害しているのか…謎は深まるばかり。

こういった謎を、主人公のタイチとテツヲが追っていきます。

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(©『幽麗塔』)

特に、死番虫の正体にはドキドキさせられましたね。

本当にいいところで顔が見えないようになってるから、余計に正体が気になって気になって仕方がなかった。

しかも、この漫画、怪しいキャラクターばっかりだからみんな犯人に見えるんだよね。

特に、時計台の主の丸部とか怪しすぎる。だって、こいつ検事のくせに平気で証拠のねつ造するんだもん。

丸部以外も悪い意味で個性あふれるキャラクターばかりなので、誰が犯人か全然わかんなかった。

 

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しかし、物語が進むにつれて段々と容疑者がしぼられていきます。

僅かな手がかりが、積み重なっていき、やがてそれが真犯人を追い詰めていくのです。

この少しづつ真相に近づいていく感じが、たまりません。

そして、こいつ犯人だろ!と思ったら実はミスリードだったりするところとか、最高にクール。

やっぱりミスリードは推理モノの王道ですよね。

バカな僕はまんまと引っかかってしまいましたが…ぐぬぬ…。

死番虫の正体以外にも、時計台の仕掛け、時計台で過去に殺人を起こした少女・藤宮 麗子の正体など様々な謎がタイチとテツヲの前に立ちふさがります。

彼らと共に、自分なりに推理しながら読んでいくと面白いですよっ!

 

タイチの成長

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(©『幽麗塔』)

無職童貞のダメ野郎・タイチが、だんだんと成長していく様が熱いです。

タイチは常に劣等感を抱いて生活しており、さらには自分の体裁を保つためについつい嘘をついてしまうという根っからのダメ男。

さらにはテツヲに常に守られっぱなしという体たらく。

そんなダメ人間なタイチですが、テツヲとの冒険を続けていく中で少しづつ少しづつ強くなっていきます。

特に後半のタイチの成長ぶりには、目を見張るものがありました。

急に成長するだけならただの俺TUEEE!!漫画と一緒なんですが、『幽麗塔』はとても心理描写が丁寧な作品。

だから、タイチがどんなふうに葛藤して苦しんで、それを乗り越えていったかがハッキリと分かります。そこがいい!!

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(©『幽麗塔』)

あらゆる苦難を乗り越えて、いつしか大切な人であるテツヲを守れるぐらいになったタイチ。

その姿は、とてもかっこよくてきらめいて見えました。

僕自身、タイチと似たような性格をしているので、どうしても彼に感情移入してしまうんですよ。

そんな僕とそっくりなタイチが成長していく様子に、心揺さぶられました。

 

漫画『幽麗塔』感想まとめ

漫画『幽麗塔』は万人が楽しめるサスペンス・ホラー漫画ですっ!

身をゾクゾクさせるようなホラー描写に、知的好奇心をたぎらせる推理要素。

そして、タイチとテツヲの美しい友情。

全てが高水準でまとまったレベルの高い漫画ですね。

 

漫画『幽麗塔』は、こんな人におすすめ!

  • グロくて怖いホラー漫画を読みたい人
  • 本格的なミステリーを楽しみたい人
  • ダメ人間が成長していく物語が好きな人

ということで今回は、漫画『幽麗塔』を紹介しました。

超面白い作品なので、気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!

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ネック

漫画が大好きな美少女社畜。漫画が好きすぎて、年に1000冊の漫画を読んでいます!

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