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漫画『ワールドエンブリオ』感想。最高に切ないストーリーが心を打つバトル漫画!

更新日:

 

はわわっ、ネックですっ!

今回紹介する漫画は『ワールドエンブリオ』です。

この漫画は、「「棺守」と呼ばれる異形の怪物を倒すため、異能力者達が戦う」バトル漫画となっています。

とにかく切なくて最高!

心が押し付けられるような悲しい戦いの連続に、思わず涙が出てしまいました。

また、終わり方がすっごく僕好みでよかったですね。あの終わり方は最高!!

ということで今回は、切ないバトル漫画『ワールドエンブリオ』を紹介します。

 

漫画『ワールドエンブリオ』あらすじ

主人公・天海 陸(あまみ りく)は、2年前に消失した笹森 天音(ささもり あまね)から、突然「ワタシヲミツケテ」というメールを受信する。

陸は受け取ったメールに添付されていた画像を頼りに、廃病院へと向かった。

(©『ワールドエンブリオ』)

廃病院にたどり着いた陸。しかし、そこで居合わせた不良たちにリンチを受けてしまう。

ピンチに陥る陸だったが、幼い頃の顔馴染みである武部 洋平(たけべ ようへい)と同じクラスの美少女・有栖川レナ(ありすがわ れな)によって助けられる。

陸と洋平は久しぶりの再会に、互いに喜んだ。

しかし、急にその場にいた全員の携帯電話が鳴りだした瞬間、顔色を変える洋平とレナ。携帯に出ようとする陸だったが、洋平はそれを止める。

(©『ワールドエンブリオ』)

携帯に出た不良達は、突如として異形の怪物「棺守(かんしゅ)」に変貌してしまった。

(©『ワールドエンブリオ』)

すかさず、洋平とレナは刃旗(じんき)という武器を使い棺守を打ち倒していく。

「二人のおかげでなんとか助かりそう…。」

そう思った矢先、陸は一体の棺守に追い詰められてしまう。

しかし、突然謎の繭が現れ、その繭が放つ光によって棺守は消滅してしまった。

その後、陸は助けてくれた繭に感謝し、自宅に持ち帰る。

すると繭の仲から、幼女が出現した。

(©『ワールドエンブリオ』)

その幼女はなんと、消失した天音の幼少期にそっくりの姿をしていた…。

こんな感じの漫画です。全13巻で完結しています。

 

漫画『ワールドエンブリオ』感想

緻密に作り込まれた設定

漫画『ワールドエンブリオ』は中二病が大喜びするような、複雑な設定に溢れています。

例えば、「棺守」、「刃旗」、「柩姫」、「感染源」…こういった用語がたくさん出てきますね。中二病の僕は字面を見るだけでワクワクしてきます。

そして、数ある設定の中でも、僕が特に好きな設定が「思い出の外側の戦い」という設定です。

この漫画では棺守に関する記憶は、刃旗使い以外には一切残らないんですよ。

だから、棺守化してしまった人は誰からも忘れられてしまう。

この、誰からも忘れられてしまうという設定がすごく悲しくて、切ないんですよね。

さらにこの設定に付随する設定として「ロストリバウンド」というものがあります。

これは、棺守化した人と近しい関係を持っていた人は、その人との大切な思い出を奪われすぎた反動で、廃人になってしまうという設定です。

(©『ワールドエンブリオ』)

これが、またすごく切ない…。

友人や恋人や家族…このような大切な存在が棺守化してしまった場合、刃旗使いは棺守を倒すことによって、周囲の人の命は救うことはできても、心までは救うことができないのです。

大切な人が棺守化してしまうと、棺守化してしまった人は刃旗使いによって倒されるわけですから、その人の命が失われます。

そして、周囲の人はその人に関する記憶まで失われるわけですから、その人が存在したという事実や、思い出も全て抹消されます。

命だけでなく、思い出まで失われるなんて切なすぎるんだよなあ…。救いはないんですか…。

また、刃旗使いは刃旗の能力を使いすぎると、最終的には棺守化してしまいます。

一人でも多くの人を助けるために刃旗を振るう彼らですが、その戦いの末に彼らは誰からも忘れられてしまうのです。

命を張って戦った者に対する仕打ちがこれとか…。悲しすぎます。

それでも彼らは人を助けるために、刃旗をふるい続ける。その姿は、とてもかっこいい。けれどやっぱり悲しくて、切ないなあ…。

この切ない設定によって、『ワールドエンブリオ』はとても魅力的な漫画になっています。

 

 天音陸と繭から生まれた幼女・ネーネの関係

天音陸とネーネの関係も、この漫画の魅力の一つですね。

陸はネーネを育てていけば、いずれは大切な存在であった天音になると思っているんですね。(実際、それはある意味正しい)

でも、ネーネにはネーネの自我があるわけで、それを無視することはネーネの存在を否定することになってしまう。

陸自身もそれは分かっているんですけど、どうしても陸はネーネを天音の「代替品」として見てしまう時がある。

(©『ワールドエンブリオ』)

陸はそんな自分に対して激しく自己嫌悪します。

「ネーネは自分にとってかけがえのない家族なんだ」、陸は心からそう思っています。

しかし最愛の人であった天音が戻ってくるかもしれないという期待を、どうしても捨て去ることができない。

ネーネをとるか天音をとるか。陸は激しく葛藤します。

 

また、ネーネ自身も、「陸にとって自分は、一番大切な存在になることはできないのかもしれない。陸を癒してあげることはできないのかもしれない」と悩みます。

陸とネーネはお互いにどういう関係になるのか?はたして本当に家族のようになれる日は来るのか?

陸とネーネの切ない関係から目が離せないです。

 

徐々に判明していく物語の真相

物語中盤から、少しづつ物語の真相が明らかになっていきます。

「棺守」「柩姫」「感染源」「刃旗」とはいったい何なのか?どこから来たのか?そういった謎が、物語が進むにつれて判明していくのです。

まるで、パズルのピースが徐々にはまっていくような感じ。

そしてだんだんとパズルの完成形が見えてくる。

物語の謎を全てきれいに解明する作者の手腕には、思わず舌を巻きましたね。

そして最後に、物語のはじめと終わりが繋がる!

もう、すっごいきれいに完結してくれます。あの終わり方は最高に美しいと思いました。控えめに言って最高ですっ!!

 

漫画『ワールドエンブリオ』感想まとめ

漫画『ワールドエンブリオ』は、緻密な設定と切なさが魅力のバトル漫画ですっ!!

今回紹介した以外にも、絵がきれいとかバトルシーンの迫力がすごいとか、魅力的な要素が詰まった漫画です。

全13巻で完結しているので、手に取りやすいところもポイント高いですね。

 

漫画『ワールドエンブリオ』は、こんな人におすすめ!

・中二病の人

・切ない物語が好きな人

・美しい物語を読みたい人

 

ということで今回は、漫画『ワールドエンブリオ』を紹介しました。超面白い作品なので、気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!

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