はわわっ、羽輪のどかですっ!
今回紹介する漫画は『ディメンションW」です。
この漫画はSFバトル漫画なんですが、世界観がめちゃくちゃ凝っていて、すっごく面白かったです。
しかも、話が分かりやすくてスラスラと読めてしまう漫画でした。
「久々に面白いSF漫画を読むことができたな。」と現在満足感でいっぱいの僕がいます。それぐらい面白かった!
ということで今回は、超おもしろいSF漫画『ディメンションW』を紹介していこうと思います。
目次
漫画『ディメンションW』あらすじ
2072年――。X、Y、Zに続く第4の次元軸・Wが発見された。
人類は次元間電磁誘導装置、通称「コイル」を発明することで、W軸に存在する膨大なエネルギーを利用できるようになった。
全てのエネルギー問題は解決し、人類は幸福な日々を得ることができるようになった。
しかし、その幸福な日々は長くは続かなかったのである。
現在「不正コイル」を使った犯罪が増加しており、世界は混乱していた。
(©漫画『ディメンションW』)
不正コイルによる犯罪を防ぐため、「回収屋」である主人公、マブチ・キョーマは、今日も不正コイルの回収任務をこなしていく。
ある日、キョーマはとある任務の最中に、謎のアンドロイド少女・ミラと出会う。
ミラとの出会いを機に、やがてキョーマはこの世界の真相へと近づいていく…。
漫画『ディメンションW』感想
凝った世界観
漫画『ディメンションW』の世界観の凝り具合はヤバいですね。
とりあえず、どんな世界観なのかを書きますね。
(©漫画『ディメンションW』)
『ディメンションW』の世界では、3次元よりもさらに上位の次元である「4次元(W)」というものが存在します。
そして、人類はコイルという道具を使って「4次元」から自由にエネルギーを取り出すことができるようになりました。
ディメンションWの世界では、4次元から無尽蔵にエネルギーを取得できるので、エネルギー問題はほとんど解決しています。
まさに理想の世界ですね。
しかし、ここで問題が発生します。それは「不正コイル」の存在です。
(©漫画『ディメンションW』)
不正コイルは正規のコイルよりも遥かに多くのエネルギーを得ることができます。
しかし、その反面、制御が難しく甚大な災害を起こしてしまう可能性があるのです。
ちなみにどれぐらいヤバいかというと、水鉄砲に不正コイルを使うとバズーカ砲ぐらいの威力になります。
うん、めっちゃ危ない。
(©漫画『ディメンションW』)
そうした不正コイルを使う犯罪者を、主人公・キョーマとヒロイン・ミラが取り締まっていく…といった物語になっています。
どうやったらこんなぶっ飛んだ設定思いつくんですかね…。素直に、すごいです。
そして、設定に関してもう一つ『ディメンションW』にはすごい点があるんです。
それは、「難しい設定なのに、なんとなく理解できちゃう」ということ。
上記で説明した設定以外にも、いろいろな設定が出てくるんですが、漫画を軽く読んでるだけで、それらの設定を理解できるようになっているんですよ。これが、すごい。
結構ややこしい設定なのに、スラスラ読めちゃう。
緻密な設定によって世界観に深みを持たせつつ、読者にそれをわかりやすく説明する。
これは、なかなかできることじゃありません。
『ディメンションWでは』、そのわかりやすい解説によって、誰でも深みのある世界観を存分に楽しめます。
そして、やがて『ディメンションW』の世界にどっぷりと引き込まれてしまうのです。
バトルシーンが派手
『ディメンションW』はバトルシーンが多い漫画なんですけど、どのバトルシーンも派手でカッコいんですよ。
(©漫画『ディメンションW』)
こういったでっかいコマ割りで技が炸裂するのが、超カッコいい!
いつまでも少年心を持っている僕には正直たまらないですよ。
ド派手な技が決まるのって、なんでこんなにもかっこいいんだろう。
また、主人公・キョーマが「針と糸を使って戦う」という古風な戦闘スタイルなのもいいですね。
あんまり見ない戦い方なので新鮮ですし、なにより必殺仕事人みたいでかっこいい。
針と糸を使って、どんな場面でも臨機応変に戦うキョーマの強者感がたまりませんね。
また、敵も個性に溢れた奴らばっかりなので、戦闘シーンがいつも面白いです。
(©漫画『ディメンションW』)
敵はこんな感じのヤバい技をドンドン使ってきます。これに、キョーマがどうやって対処していくのか!?
そんなことを想像しながら、毎回ドキドキしながら読むことができます。
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1巻から最新巻までずっとおもしろい
『ディメンションW』は常に面白いんですよ。これって何気にすごいことですよね。
だって、ほとんどの漫画が途中で絶対中だるみするじゃん。
でも『ディメンションW』では中だるみが全然ないんですよね。
『ディメンションW』はだいたい2~3冊ぐらいで一つの話が終わるので、テンポがすごくいい。
だらだら長編をやらないおかげで、物語全体がスマートになってる感じ。
そして、ただテンポがいいだけじゃなく「1つ1つの話の質が高い」のが素晴らしいんですよね。
マジで、どの話も面白い。
(©漫画『ディメンションW』)
特に八十神(やそがみ)編が印象に残ってますね。
八十神編は、水のない密室で被害者が溺死してしまい、その謎を解かなければならない…という推理漫画みたいな話でした。
なんで、この話が僕の印象に残っているかと言うと、この事件のトリックがすごく面白かったから。
4次元という『ディメンションW』独自の設定を上手く使って、論理的にトリックを作っており、それが見事で驚きました。
すっげぇハチャメチャなトリックなんですけど、「た、確かに辻褄は合ってるかも…」と納得させられる感じが、非常に刺激的でした。
また、『ディメンションW』は話のバリエーションが豊富なんですよ。
(©漫画『ディメンションW』)
バリバリのバトル漫画をやっている時もあれば、人の心をもったアンドロイド・ミラに焦点を当ててヒューマンドラマをやってたり。
また、バトル漫画と推理漫画を混ぜたような展開になったりと、とにかく話のバリエーションが豊富。
だから、いつも新鮮な気持ちで物語を楽しむことができるんですよね。
本当にまったく飽きない。
むしろ、次はどんな物語を読むことができるんだろうと、新刊が出るたびにワクワクしている感じですっ!
漫画『ディメンションW』感想まとめ
『ディメンションW』は緻密な世界観が光る、超おもしろいSFバトル漫画ですっ!
ここまで作り込まれた世界観を持つ漫画ってのは、なかなかないですね。
その緻密な世界観から繰り広げられる、SFストーリーが読む者の心を鷲掴みにします。
漫画『ディメンションW』は、こんな人におすすめ!
・凝った設定のSF漫画を読みたい人
・アメコミのような派手なバトルを見たい人
・バリエーション溢れるストーリーを読みたい人
ということで今回は、漫画『ディメンションW』を紹介しました。
超面白い作品なので、気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!
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