はわわっ、羽輪のどかですっ!
今回紹介する漫画は『ハレルヤオーバードライブ』です。
この漫画は、主人公が軽音楽部に入ってバンド活動するという王道のバンド漫画です。
これがめちゃくちゃ面白かった!
ロックの熱い要素もありつつ、青春の爽やかさもある。さらには切ない人間関係も描いている。
そんな様々な要素をバランスよく組み込んだ、非常に完成度の高い漫画でした。
ということで今回は、王道バンド漫画『ハレルヤオーバードライブ』を紹介します。
目次
漫画『ハレルヤオーバードライブ』あらすじ
中学時代に好きな子に告白するも、「バンドマンの人に恋してるから無理」と断られてしまった、朝桜小雨(あさくら こさめ)。
彼は、モテる男になるため高校では軽音楽部に入ることを決意する。
しかし、いくら探しても軽音楽部が見つからない。
それもそのはず、彼の入学した高校は、「静かで平穏な生活」をモットーにしているので、うるさい軽音楽部など存在できないのだった。
(©『ハレルヤオーバードライブ』)
困り果てている小雨であったが、そこに小柄な少女が現れる。
彼女の名前は、空次ハル(うつぎ はる)。
こんな見た目だが一応は3年生の先輩だ。
「軽音楽部に入りたい」という小雨の声を聞いたハルは、彼をある場所に連れていく。
(©『ハレルヤオーバードライブ』)
着いた場所は「金属理化学研究部」。
意味の分からない部活に困惑する小雨。
しかし、「金属理化学研究部」は仮の姿、本当の姿は「メタル理化学研部」、通称・「メタりか」であったのだ。
(©『ハレルヤオーバードライブ』)
先輩たちが組むバンド・「メタルりかちゃん」が放つ大迫力の演奏に、圧倒される小雨。
そして、小雨は「金属理化学研究部」に入ることを決意したのだった。
こんな感じの漫画です。全15巻で完結しています。
漫画『ハレルヤオーバードライブ』感想
迫力の演奏シーン
『ハレルヤオーバードライブ』では、ド迫力の轟音がダイレクトに伝わってきます。
漫画だから音がないはずなのに、確かに轟音が聞こえてくるし、身を焦がすような会場の空気感を確かに感じました。
(©『ハレルヤオーバードライブ』)
元々の画力が高いうえに、ライブシーンの構図がめっちゃ上手いので、演奏シーンがとても映えます。
華麗にポーズを決めて、ゴリゴリのロックな演奏を見せる彼らに、僕のハートは完全に狙い撃ちされてしまいました。
やっぱ、ロックってかっこいい!!
(©『ハレルヤオーバードライブ』)
また、『ハレルヤオーバードライブ』で特徴的なのが、演奏シーンの雰囲気が儚く美しい…です。
集中線を多用してライブ中の轟音を表現するのと同時に、こういった開放的なシーンを使用することで、音の広がりを上手く表現しています。
このポップな感じがたまらないんですよね。
ロックという熱い要素に清涼感あふれるポップさを混ぜる感じ。
なんだか「爽やかな青春!」っていう雰囲気が出ていて、すごく好き。
作風にも合った、上手い表現だなと思います。
(©『ハレルヤオーバードライブ』)
主人公の名前にちなんでライブシーンでは、こういった水滴を思わせるシーンがたびたび使われます。
僕はロックバンドでもディレイとかを使って、空間に音を響かせていくタイプのバンドが好きなんですよ。(凛として時雨とか)
だから、漫画『ハレルヤオーバードライブ』の、まるで雨のように音が空間に広がって描写が見ていてすごく心地よかった。
こんな風に、漫画『ハレルヤオーバードライブ』は演奏シーンが、非常に幻想的な雰囲気をもった作品となっています。
ハルのために一生懸命頑張る主人公・小雨がかっこいい
少しネタバレになりますが、ヒロインのハルが思いを込めて作った曲が、他のバンドに勝手に使用されてしまいます。
しかも質の悪いことに、盗作した人物はハルのかつての仲間であり、現在は大人気バンドのボーカリスト。
ですから、いくらハルは「この曲を作ったのはボクだ!」と主張したところで、誰も信じてくれません。
(©『ハレルヤオーバードライブ』)
自分の大切な曲が、勝手に人の手によって汚されていく…。
悲しみに打ち震え、涙を流すハル。
それを目の当たりにした小雨は、彼女の曲を取り戻すために大人気バンドと戦うことを決意します。
(©『ハレルヤオーバードライブ』)
どこまでもひた向きで、真っすぐな小雨君。
常に前を向いて歩く彼の姿は、とても美しいです。
こんなこと言われたら、そりゃハルも泣いちゃうわ。男前すぎるだろ、小雨君…。
そんな、真っすぐな小雨を見て、他のメンバーも「絶対にハルさんの曲を取り戻すぞ!」と全力で突っ走っていきます。
その様子がなんとも青春ぽさを感じさせて、思わず身悶えしちゃいそう。ああああああやっぱ青春最高ううううう!!!
小雨は仲間たちと力を合わせ、素晴らしい曲を作り、て素晴らしい演奏をする。
そしていつしか、それは大人気バンドに匹敵するほどのレベルになっていた…。
これぞ、友情、努力、勝利ですよ。この少年マンガ的な熱い展開が素晴らしい。
ヒロインを助けるために一生懸命頑張る主人公…という熱い展開が魅力の音楽漫画です。
小雨を巡る恋の三角関係
小雨君は先輩のハル一筋なんですが、ハルは小雨の気持ちに気づいていません。
一方で小雨と同じバンドの麗(うらら)は小雨に一目惚れし、それ以降ずっと小雨のことが好きです。
(©『ハレルヤオーバードライブ』)
でも、バンド内の恋愛というものはバンド崩壊の一番の原因です。
そのため、麗は好きという気持ちを抱えながらも、それに蓋をしてしまいます。
ああ、なんとも切ない…。
こんな感じでしばらくは麗だけが、小雨のことを思っていたのですが、やがてハルも小雨のことを意識し始めます。
まあ、あんだけかっこいいところ見せられたら、好きになっちゃうよね。
(©『ハレルヤオーバードライブ』)
しかし、ハルは「自分と小雨はただの先輩と後輩なんだ」と割り切ろうとします。
だけど、恋する心は押さえることは難しい。
どんどん小雨への思いが募ってきます。
麗もハルも、自分の気持ちを抑え込んじゃってるんですよ。
でも抑え込んでも好きという気持ちが増幅するばかり。
「好きだけど、小雨には言えない…。」
そんな二人の少女の切ない恋心が最高にキュンキュンできます!
漫画『ハレルヤオーバードライブ』感想まとめ
漫画『ハレルヤオーバードライブ』は、爽やかで青春感あふれるバンド漫画ですっ!
演奏シーンがかっこいいし、ハルのために頑張る小雨たちの姿に胸がときめくし!
読んでいて、とても楽しい時間を過ごすことのできた音楽漫画でした。
漫画『ハレルヤオーバードライブ』は、こんな人におすすめ!
- ポップで爽やかなバンドが好きな人
- 熱い青春を感じたい人
- 切ない恋にドキドキしたい人
ということで今回は、漫画『ハレルヤオーバードライブ』を紹介しました。
超面白い作品なので、気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!
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