はわわっ、羽輪のどかですっ!
突然ですが、みなさんはSF漫画好きですかっ!?
「あんまり、SFには興味ない~」
「SF漫画ってなんか難しそう」
確かにSF漫画って複雑な理論が出てきたり、科学科学!してて読むのをためらったりする人が出てくるのもわかります。僕も文系なので、理系の難しいことを言われてもわからんの…。
でもね、今回紹介する漫画「放課後ミンコフスキー」は、科学とかSFにあんまり興味がない人にも、おすすめできるSF漫画なんだっ。
なぜなら、SF要素と青春漫画の要素が合体したハイブリッドな漫画だからっ!
どこか懐かしい気持ちになれる青春要素がメインで、SF要素がおまけみたいな漫画です。だから、青春モノが好きな人にはドンピシャでおススメです。
今回はそんな青春SF漫画「放課後ミンコフスキー」を紹介します。
目次
放課後ミンコフスキーってどんな漫画?
あらすじ
放課後ミンコフスキーの内容を一言で表すなら、
みかんでタイムスリップする漫画
です。これだけじゃ、意味わからんよね。
楽しい高校生活を夢見る少女・露木亜子は、ある日、神社に置いてあったみかんを触った瞬間、突然4年後の未来へタイムスリップしてしまう!! 「4年分の時間」と「普通の高校生活」を一気に失って自暴自棄になる亜子‥‥。だが、転校した先の高校で彼女を待っていたのは、"時間"と"みかん"をめぐる思いもかけない事件たちだったーー。愛媛県今治市を舞台に女子高生3人が奔走する、甘くて酸っぱい青春SF物語!!
神社に置いてあったみかんを触ったことで、4年後の世界にタイムスリップしてしまった主人公、露木亜子。4年後の世界で出会った二人の少女と共に、4年前に戻る方法を探す。
こんな感じの漫画です。全6巻で完結しています。
登場人物
(講談社/放課後ミンコフスキー)
露木亜子(つゆきあこ)※画像真ん中の子
主人公。神社で謎のみかんを触ったことで、4年後にタイムスリップしてしまう。4年の間、世間では行方不明者となっており捜索願いが出されていた。
4年間の時間と憧れの高校生活を失ったことで自暴自棄になり、クラスでも浮いた存在になる。
後に、クラスメイトの橋本空美と高科間由里と仲良くなり、彼女たちと共に4年前に戻る方法を探り続ける。
橋本空美(はしもとそらみ)※画像右の子
亜子のクラスメイト。アイドルを夢見る少女。入学式当日の自己紹介で、熱唱したことでクラスで浮いた存在になる。
同じクラスで浮いていた亜子に、興味本位でつきまとい続けた結果仲良くなる。おバカキャラ。
高科間由里(たかしなまゆり)※画像左の子
亜子のクラスメイト。数学や物理をこよなく愛する少女。入学式当日の自己紹介で、数式の良さをひたすら説明した結果、クラスで浮いた存在になる。亜子のタイムスリップに興味を持ち、亜子に協力することになる。
彼女の提案で、亜子と空美と間由里で物理部を結成し、過去に戻る方法を探すことになる。
戸村雅一(とむらまさかず)
10年前の物理部の部長。タイムマシンを完成させ、その後行方不明に。
放課後ミンコフスキーの魅力
みかんでタイムスリップするという、とんでもない設定
タイムマシンでタイムスリップするという漫画は数あれど、みかんでタイムスリップする漫画って他にないです。なんかシュールですよね。
主人公の亜子は、右手に謎のミカンの汁が触れたせいで、タイムスリップしてしまいます。
しかも、謎のみかんによってタイムスリップした後遺症で、その後、愛媛県産のPONジュースを右手に触れただけでタイムスリップしてしまう体質に。
愛媛県が舞台となっており、とにかくみかんがひたすら登場する漫画になっています。みかんを求めて、しまなみ海道を爆走したり、PONジュース工場を見学したり…。
とにかくみかん推し!
だって仕方ないじゃない!4年前に戻るカギがみかんなんだからっ!そりゃ必死にみかんを追うしかない!
徐々に明らかになるタイムスリップの謎
物語が進むにつれて、徐々にタイムスリップの謎が判明していくのですが、それが読んでてワクワクします。
部室に謎のタイムマシンらしきものがあったり、タイムスリップに関する学術論文が出てきたり…。戦時中に神隠しに合ったという証言や、日本書紀に謎のみかんに関する記述があったり…。
徐々にタイムスリップの謎が解き明かされていきます。物語を読み進めることで、タイムスリップの謎の核心に近づいていく…。続きが気になって、ページを送る指の速度がどんどん上がっていきました。
甘酸っぱい青春
愛媛県のきれいな風景が描写されており、読んでいるうちに、だんだんと懐かしい気持ちになります。「ああ~僕もこんなきれいな青春したかったなあ」という思いでいっぱいになる。
また、亜子たちにだんだんと過去に戻ることに対する葛藤が生じるのですが、それもまたいい!
亜子は当初、過去に戻ることに必死で、それ以外のことは疎かにしていました。しかし、だんだんと空美や間由里との日常を大切にするようになります。
一方で、空美や間由里は亜子が過去に戻ってほしくないと思い始めます。親友だから過去に戻る手伝いをしたいけど、親友だからこそ過去に戻ってしまうのがさみしい。
でもやっぱり、本当の親友だから、亜子を過去に戻すべきなんだ…。
ああ~少女たちの友情が美しい!特に、最後のシーンは胸にきたなあ…。
みかんのようにに甘酸っぱい青春をしてる漫画ですっ!
放課後ミンコフスキーの難点
ただ一つ、放課後ミンコフスキーには難点があります。それは最後の方が駆け足だということ。
おそらく、打ち切りになっちゃったんでしょうね。だから、若干未解決の伏線もあります。なんで、こんないい漫画が打ち切りになっちゃたんだろ…。
ただ、打ち切りといっても、中途半端に終わるのではなくきれいに終わっているので、その点は安心してください!読後感は非常にスッキリとした作品です。
ああ~亜子たちの日常をまだ見ていたいよ~という気持ちになって、ちょっぴりさみしくもなりますが。
最後に
「放課後ミンコフスキー」は青春マンガが好きな人に、ぜひオススメしたい漫画ですっ!
SF要素が苦手でも、安心して読めるSF漫画になっています。
全6巻と読みやすい冊数なので、一度読んでみて欲しい漫画ですね。これ、読んだ後に愛媛にいくとさらに楽しめる気がするっ!(僕は愛媛に行った後に、たまたまこの漫画を見つけた)
それじゃあ、そろそろ終わりにします~。
じゃあね~、はわわ~。
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