はわわっ、羽輪のどかですっ!
今回紹介する漫画は『今際の国のアリス』です。
この漫画はデスゲーム系の漫画で、多種多様なデスゲームが読者をハラハラさせてくれます。
デスゲーム系の漫画はつまらないと言われがちですが、『今際の国のアリス』はその辺のデスゲーム系の漫画とは一線を画す面白さですっ!
ということで今回は、最高に面白いデスゲーム漫画『今際の国のアリス』を紹介していきます。
目次
漫画『今際の国のアリス』あらすじ
主人公・有栖良平(ありす りょうへい)は勉強もスポーツもイマイチな高校生。
毎日出来のいい弟と比べられる人生にうんざりしていた。
そんなアリスであったが、彼には唯一心を許せる存在がいた。
苅部大吉(かるべ だいきち)と勢川張太(せがわ ちょうた) である。
今日もアリスはカルベとチョータの3人で仲良くつるんでいた。
夜通し遊び続けて、始発電車を待っていた3人。
すると突然、巨大な花火が打ち出され、その衝撃で3人は意識を失ってしまう。
(©『今際の国のアリス』)
気づくと、数百年後の未来にいたアリスたち。
彼らははそこで、紫吹小織(しぶき さおり)という女性に出会う。
アリス達たちは彼女に、「あなたたちは、すでにあいつらの【げぇむ】に乗ってしまった。このままでは死ぬわよ」と忠告を受ける。
次の瞬間、突如として「げぇむ」が始まった。最初の「げぇむ」はおみくじ。
おみくじを引いて、そこに書いてある問題に正解すればクリアというもの。
しかし、答えと乖離がある分だけ、炎の矢が放たれる…!
(©『今際の国のアリス』)
はたしてアリス達はこのゲームをクリアすることができるのか?
こんな感じの漫画です。全18巻で完結済みの作品です。
漫画『今際の国のアリス』感想
多種多様なデスゲーム
『今際の国のアリス』はデスゲームの種類が豊富でおもしろいっ!
様々なジャンルのデスゲームが登場し、アリスたちを苦しめます。
この漫画で登場する「げぇむ」は♠(スペード)♢(ダイヤ)♣(クラブ)♡(ハート)の4種類に分けられます。
また、各マークごとに1~13までの「げぇむ」が用意されており、数字が大きくなるほど難易度が上がります。
例えば♠(スペード)は肉体型のゲーム。このゲームでは体力や運動神経がカギとなることが多いです。
(©『今際の国のアリス』)
こちらのゲームは♠の5「おにごっこ」。
銃を持っている殺人鬼から逃げ続け、鬼の陣地を発見し、そこに侵入すればクリア。
逃げ足の速さと体力が要求されます。無差別に人を殺しまくる鬼が怖かった…。
一方で♣(クラブ)のゲームはバランス型。
体力や知力などがバランスよく要求されるゲームが多く、仲間との協力が重要になってきます。
(©『今際の国のアリス』)
こちらは♣(クラブ)の4「らんなうぇい」。
4つの試練に耐えゴールまでたどり着ければクリア。
これだけ見ると運動能力が必要な♠のゲームっぽいのですが、あることに気づけないと絶対にゲームクリアができません。
個人的に、このゲームは単純だけどよくできていて気に入ってます。
♢(ダイヤ)のゲームは知能型。知識力や頭の回転の速さが必要になります。
(©『今際の国のアリス』)
こちらのげぇむは♢(ダイヤ)の6「ぶらっくじゃっく」。
参加者はチップを受け取り、それを賭けます。チップが全部なくなると首の縄が絞まって、ゲームオーバー。
ルール自体は普通のブラックジャックと同じ。
しかしただのブラックジャックでも、この漫画特有の心理戦によって、非常に緊張感あふれるゲームになっています。
♡のゲームは心理型。人の欲望につけこむゲームが多い。
この♡のゲームが一番ヤバいんですっ!!
残忍なゲームがめちゃくちゃ多くて、正直怖すぎるっ!!
でも、いちばん読んでて面白いのも♡のゲームなんだよね~。
(©『今際の国のアリス』)
こちらは♡10「まじょがり」。
このゲームでは最初に仲間の死体が発見されます。仲間を殺した犯人(まじょ)を見つけ、処刑すればゲームクリア。
このゲームの怖いところは、疑心暗鬼になって殺し合いが始まってしまうこと。
自分が死にたくないから、みんな他の人をまじょだ!と決めつけて、殺すんですよ。
ふぇぇ…怖いよぉ…。
このように、『今際の国のアリス』では多種多様なゲームが登場するので、毎回ドキドキしながら読めますっ!
心理戦・頭脳戦がおもしろい
デスゲームといえば、やっぱり心理バトル・頭脳バトルですよっ!
『今際の国のアリス』はしっかりとした心理戦が繰り広げられるので、心理バトル・頭脳バトルが好きな人におすすめです。
(©『今際の国のアリス』)
心理戦に特化した♡のゲームはやっぱり面白いですね~。
人の生への執着をいやらしく利用したゲームが多いので、読んでいて思わず手に汗握っちゃいます。
また、バランス型の♣(クラブ)のゲームは、チームで協力して臨機応変に立ち向かうことが多いので、臨機応変さが必要になって面白いです。
この漫画のいいところは、心理バトル・頭脳バトルの内容が難しすぎないところなんですよね。
一回読んだだけで、ちゃんと内容が理解できるというか。
それでいて、そういうことだったのか!?という驚きもちゃんとあるという。
逆にすっごく高度な心理戦が見たいという人には、ちょっと物足りないかもしれません。
生きることの意味は何か?を一貫して問いつづける作品
デスゲーム系漫画というのは、特にテーマもなく人がめっちゃ死ぬ的な展開が多いんですけど、この漫画にはきちんとテーマがあります。
そのテーマとは「生きることの意味は何か?」ということ。
今際の国に迷い込んだアリスは、毎日人が死んでいく現実に遭遇してから、ひたすら生きることの意味について考えます。
時には生きる希望が無くなって、自暴自棄になってしまう時もあります。
しかし、アリスはそんな苦境を乗り越え、やがて「生きることの意味は何か?」という問いの答えを見つけるのです!
まさかデスゲーム系の漫画で、こんなにもメッセージ性がある漫画に出会うとは思っていなかったっ!
正直、その辺のデスゲーム系の漫画とは一線を画す面白さですっ!
漫画『今際の国のアリス』感想まとめ
漫画『今際の国のアリス』は、最高に面白いデスゲーム漫画ですっ!
わかりやすさと緊張感のバランスがよく、ある程度、キャラ一人ひとりが掘り下げられているので感情移入もしやすい。
非常に読みやすいデスゲーム漫画ですね。
漫画『今際の国のアリス』は、こんな人におすすめ!
- ハラハラするデスゲームが読みたい人
- 様々なオリジナルゲームを楽しみたい人
- テーマ性のある物語を読みたい人
ということで今回は、漫画『今際の国のアリス』を紹介しました。
超面白い作品なので、気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!
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少しマイナーな漫画が多めに入っているので、もしかしたらまだ見ぬ面白い漫画に出会えるかもしれませんよ♪