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漫画『刻刻』感想。不気味で気持ち悪くて超面白い漫画!

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はわわっ、羽輪のどかですっ!

今回紹介する漫画は、『刻刻』ですっ!

この漫画は、 時間が止まった世界で、佑河家の人々が謎の怪物や宗教団体と戦う…というお話となっています。

正直、これだけ書いても何のことかわかりませんよね。その点については、後々説明しますね。

この漫画を一言で表すと「得体が知れない漫画」です。

前半は読んでいても、全く意味が分からないんですよ。しかし、読み進めていく内に、だんだん内容が理解できるようになる。

そして、じわじわと面白くなっていくという感じの漫画ですね。

ということで今回は、独特の世界観を持つ漫画『刻刻』を紹介していきます。

 

漫画『刻刻』あらすじ

佑河樹里は、ニートの兄・翼、無職の父・貴文、祖父(じいさん)、母、シングルマザーの妹・早苗、甥の真と平凡に暮らしていた。

ある日、幼稚園にいる甥を迎えに行った兄は、甥と共に誘拐犯に連れ去られてしまう。

同時刻、佑河家に誘拐犯からの身代金要求の電話がかかる。

7字20分までに、指定の場所に500万円持ってこなければ、兄と甥は殺されてしまう。

樹里は急いで、500万円を持っていこうとするも、いつもそこにあるはずの車がない。

 

車がなければ、どう考えて指定時刻までに到着することは不可能。

このままでは、本当に兄と甥が殺されてしまう。パニックになる樹里であったが、突如じいさんが謎の石を取り出した。

「説明は後だ、急げ。」

じいさんの言う通り、石の上に手を乗っけると、不可思議な現象が起こり始め…。

そして、全ての時が止まった──。

 

漫画『刻刻』感想

得体が知れない独特の世界観

この漫画、非常に世界観が独特です。独特すぎて、1巻を読んだ時点では全然内容が頭に入ってきません。正直、全然わからん。

しかし、最初からハッキリとわかることが1つだけあります。それは、「何か得体の知れない物語が始まろうとしている」ということ…。

(©『刻刻』)

この漫画では、時が止まった世界「止界(しかい)」を舞台に物語が展開されます。

止界ではすべての物や生物の動きが止まってしまい、止まっている人のことを「止者(しししゃ)」と言います。

ここまでは大丈夫でしょうか?もうこの時点で若干意味が分からんよね…。

そして、この止者を殺害しようとすると、どこからともなく謎の巨人「神ノ離忍(カヌリニ)」が現れます。

こいつは止界の秩序を守る存在で、止者を殺害しようとした相手を殺します。うん、ぶっちゃけ意味わからん。

(©『刻刻』)

姿、形がすげー気持ち悪い。神ノ離忍は緻密に描かれているせいか、より得体の知れない不気味な存在になっています。

そして、物語が進むにつれて、主人公・佑河樹里は動いている人を強制的に止者にする術に目覚め、おじいちゃんは瞬間移動術を使い始めます。

何なんだよも~、意味わかんないよ~!!

非常に独特で気持ち悪い世界観。

しかし読み始めるとずぶずぶと泥沼のように、その世界観にハマり込んでしまう…。非常に中毒性の高い漫画ですっ!

 

日常に潜む狂気がひたすら恐ろしい

この漫画、物語の舞台になるのがその辺の近所の家とかなんですよ。止界と言ってもただ時が止まっただけの世界ですから、景色は日常風景と同じ。

つまり、その辺の道路や近所の家から異形の怪物が出てきたり、または、その辺のスーパーで謎の宗教団体と殺し合いをするわけです。

この、平凡な日常の中に潜む狂気が、不気味すぎてゾクゾクします。

(©『刻刻』)

このシーンとかすっごく怖かった。

自分の部屋に入ったら、こんな化け物が待ち構えてるんだぜ。心臓止まりますよこんなの。

また、勉強机が丁寧に書かれているせいか、フィクションのはずなのにめっちゃリアルに感じる。そのリアルさが怖さに拍車をかけています。

この漫画を読んでいると、「自分の暮らしている日常が、徐々に得体の知れないものに浸食されていくのではないか?」という恐怖を感じてしまいます。

実際に起こり得ることなんじゃないかと、錯覚してしまう。そんな日常に潜む狂気を十二分に味わうことができる作品です。

 

読者をドキドキさせる謎

『刻刻』では、ドキドキワクワクするような謎が数多く出現します。

例えば異形の存在である神ノ離忍。実はこいつ人工物である可能性がでてきます。

ええ!?こんな得体の知れない存在を人間が作ったのか?なんのために?どうやって?

この謎一つで、僕はいくらでも妄想できちゃいますね!中二病の僕はこういった謎がでてくる漫画が大好きなので、正直、たまりません。

雰囲気としては『GANTZ』に近い感じがしますね。『GANTZ』の謎要素に宗教色を付けて、より気持ち悪くした感じ。

こういった謎が、物語が進むにつれてどんどん出てきます。止界とはなんなのか?神ノ離忍とは何なのか?それらの謎が解き明かされたり、されなかったり…。

これらの謎が『刻刻』の世界観により深みをもたらし、読者の好奇心を刺激します。

 

漫画『刻刻』感想まとめ

漫画『刻刻』は得体の知れない独特の世界観が面白い漫画ですっ!

読めば読むほど、面白くなっていくスルメのような漫画だと、僕は思いました。

ただ、世界観が難解なので、気合を入れて読まないと追いていかれるので注意が必要な漫画でもありますね。(まあ、最初がしんどいだけで中盤ぐらいまでいったら、楽になります)

 

漫画『刻刻』は、こんな人におすすめ!

  • 不気味で難解な物語が好きな人
  • 少しづつ謎が明らかになっていく展開が好きな人
  • 短い巻数で完成度の高い漫画を読みたい人

ということで今回は、漫画『刻刻』を紹介しました。超面白い作品なので、気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!

 

 

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羽輪のどか

1年に1000冊以上のマンガを読んでるマンガ大好き小学生! 「ちょっとマイナーだけど実は面白い!」そんなマンガを紹介していこうと思いますので、よろしくお願いしますっ!

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