はわわっ、羽輪のどかですっ!
今回紹介する漫画は『校舎のうらには天使が埋められている』です。
この漫画は小学校で起こる「いじめ」を題材とした、サスペンス漫画になります。
壮絶ないじめ描写のせいで、読んでいて胸糞悪くなってしまう作品です。
しかし、いじめに立ち向かう一人の少女の姿が、ものすごくかっこいい作品でもあります。
大人顔負けの頭脳を持ついじめの首謀者と、どこまでも真っすぐな少女の戦いが最高に熱いっ!
ということで今回は、漫画『校舎のうらには天使が埋められている』を紹介していきます。
目次
漫画『校舎のうらには天使が埋められている』あらすじ
後堂理花(うしろどう りか)は気弱な女の子。転校先の小学校で友達ができるか、今から不安であった。
(©『校舎のうらには天使が埋められている』)
転校初日に、理花は優しそうな女の子、蜂屋あいと出会う。
彼女はその見た目通り、とても優しく、理花のことをよく気に掛けてくれた。
(©『校舎のうらには天使が埋められている』)
理花はあいと、たちまち仲良くなった。仲良くなった二人は、一緒に登校したり、捨て犬をかわいがったりと、楽しい日々を過ごす。
しかし、そんな楽しい日々は唐突に終わりを告げる。
本日も、ウキウキ気分で登校する理花。それを見たあいは、理花に「クラスメイトのみんなからの、プレゼントがあるんだ」と笑顔でそれを渡す。
(©『校舎のうらには天使が埋められている』)
プレゼントの中身は犬の首輪だった。困惑を隠せない理花。
(©『校舎のうらには天使が埋められている』)
一人のクラスメイトが言い放つ。「あいちゃん、超演技上手かったー!」
なんと、あいは、ずっと偽りの友人を演じ続けていたのだ。それも、理花に最大級の絶望を与えたかったという理由だけで。
この日から、理花の絶望の学校生活が始まることになる…。
こんな感じの漫画です。全7巻で完結しています。
漫画『校舎のうらには天使が埋められている』感想
リアルないじめ描写
この漫画は「いじめ」にスポットライトを当てた漫画だけあって、いじめの描写がすごくリアルです。
(©『校舎のうらには天使が埋められている』)
この作者、イマドキの変に頭のいい小学生がやりそうないじめを、描くのが上手すぎるんですよね。
ネットを使って一生残る傷跡をいじめられっ子に与えたり、人間関係を上手くコントロールして、自分の手を汚さずにいじめをしたり…本当にリアルです。
一生のトラウマになることを笑顔で行う彼らは、なんて恐ろしい存在なんでしょう。
罪悪感はないのか…。
この漫画では、イマドキの小学生がやりそうな、エグいいじめを、これでもかと見せつけてきます。
その様子が怖すぎて怖すぎて、震える…。
蜂屋あいという女の子が怖すぎる
先ほども書きましたが、この漫画の「いじめ」描写はめちゃくちゃえげつないです。本当にひどいという他ない。もはや「いじめ」のレベルを超えています。
そんな凄惨な「いじめ」の環境を作り出しているのが、蜂屋あいです。
この子がヤバすぎるっ!
自分の手は決して汚さず、クラスメイトの大多数を動かし、徹底的にいじめぬく。これだけでも十分ヤバいんですが、実際はもっとヤバい。
彼女はいじめる相手に優しくして、信用させてから、笑顔でいじめぬきます。
信用させるために、いじめられっ子を庇っていじめっ子に殴られたり(実際は蜂屋あいが裏で命令してる)、犬を助けるために危険を顧みず川に飛び込んだり。
(©『校舎のうらには天使が埋められている』)
すべてはいじめを楽しくするため。そのためにはどんなことでもやる。その執念がヤバすぎる。ヤバいというかもう怖いし、気持ち悪い。
頭のねじが外れてるとしか思えない。ただの小学4年生に恐怖を覚えたのは初めてですよ。
しかも彼女は担任教師までコントロールして、まわりに「4年2組は仲良しクラス」という印象を植え付けるんですよね。だから、他の教師もいじめに気付けない。
笑顔で人の精神をボロボロにしていながら、周りの大人たちからは「優しい女の子」という評価を得ている彼女。
その徹底ぶりに、僕は恐怖を覚えるしかありませんでした。
救世主・光本菜々芽がかっこよすぎる
この漫画、1巻はずーっと凄惨ないじめ描写が続きます。
もう本当に救いがありません。延々と凄惨ないじめ描写が続くので、すっげー胸糞悪くなります。
そして、もう胸糞悪くて、読むのしんどい…と思い始めたあたりで、主人公・光本菜々芽(みつもと ななめ)が登場します。
この時のカタルシスと言ったらっ!!
登場の仕方がめちゃくちゃかっこよくて、思わずうおおおおおお!!!!きたあああああああ!!!!ってなってしまった。
そんな流星のごとく現れた菜々芽ですが、登場後もそのカッコよさは留まるところを知らない!!
菜々芽は4年2組のいじめを告発しようと行動するのですが、それってクラスメイトのほとんどを敵に回すことに等しい。
4年2組は教師含めて31人のクラスなので、菜々芽は1対30の戦いを挑んでるわけですよ!かっこよすぎる!
こんなの普通怖くてできないですよ。ましてや相手はサイコパス野郎の蜂屋あい。何をしてくるかわからない相手。実際、菜々芽は作中で何度も危ない目に遭います。
それでも決してあきらめず、己の信じる正義を貫きつづける菜々芽に、 僕は心底惚れてしまいました!!
(©『校舎のうらには天使が埋められている』)
もう、全ての行動に男気が溢れているんですよね。(女の子だけど)
その男気溢れる行動に、僕はもうドキドキしっぱなし。
「こんな状況でも、菜々芽なら…菜々芽ならやってくれるっ!」そう思いながらページをすごい勢いでめくっていました。
漫画『校舎のうらには天使が埋められている』感想まとめ
漫画『校舎のうらには天使が埋められている』は、超ドキドキしながら読める漫画です!
サイコパス野郎・蜂屋あいVS光本菜々芽の戦いが刺激的すぎて、思わず目が離せなくなってしまいます。少女漫画だけど少年漫画的な感じでドキドキできる作品ですね。
漫画『校舎のうらには天使が埋められている』は、こんな人におすすめ!
- ゾクゾクする恐怖を感じたい人
- かっこいい主人公にドキドキしたい人
- ロリコン
ということで今回は、漫画『校舎のうらには天使が埋められている』を紹介しました。超面白い作品なので、気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!
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