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漫画『東京カラス』感想。バトル漫画に見せかけたギャグ漫画が面白い!

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はわわっ、羽輪のどかですっ!

今回紹介する漫画は『東京カラス』です。

この漫画は一言でいうと、オカルトバトル漫画。

様々な都市伝説と戦う、女子高生の姿を描いた漫画となっています。

非常にテンポよく読めて、しかも面白い漫画でした。頭空っぽにして読める感じ。

ということで、今回は漫画『東京カラス』を紹介していきます。

 

漫画『東京カラス』あらすじ

都市伝説「怪人赤マント」を追って、廃校に潜入した大島田満子(おおしまだ みつこ)と人面犬の会長。

怪人赤マントとは、トイレの使用中に「赤マントと青マント、どちらがいい?」と聞いてくる都市伝説である。

赤を選べば血まみれに、青を選べば全身の血が抜かれてしまう。

(©『東京カラス』)

さっそく、怪人赤マントがいそうなトイレのドアに、蹴りをお見舞いする満子。

すると、トイレの中から男が出てきた。

満子は男に容赦なく刀で切りかかる!

しかし人面犬の会長によると、その男は怪人赤マントではなく、ただの変質者であるらしい。(満子は霊が見えないので、会長に判別してもらっている)

安堵する満子たちであったが、次の瞬間、本物の怪人赤マントが現れる。

怪人赤マントは変質者に憑依し、満子に襲いかかる!

霊が見えないせいで遅れを取った満子は、絶体絶命の危機に陥ってしまう。

(©『東京カラス』)

もうダメだ…。そう思った瞬間、空からカラスの姿をした少女が現れた。

彼女のおかげで満子は助かり、怪人赤マントを倒すことに成功。

その後、満子はカラスの少女と話をする。

どうやらカラスの少女は満子のことを知っているらしいが、満子には全く心当たりがない。

カラスの少女が気になる満子は、自分が所属する部活「都市伝説研究会」に、入部することを提案するのだった…。

こんな感じの漫画です。全10巻で完結しています。

 

漫画『東京カラス』感想

オカルトバトル漫画!に見せかけたギャグ漫画

オカルトチックな敵が出てくるし、1話からばっちりバトルシーンがあるしで、どう考えてもオカルトバトル漫画っぽんですけど、実はギャグ漫画でした。

バトル漫画の中のギャグってそんなに面白くないんじゃない?

と思うかもしれません。それが、意外や意外。なかなか面白んですよ。

なんというか、絶妙なタイミングでふざけてくるんですよね、この漫画。

結構真面目にバトルをしている時でも、隙あらばギャグをかましてくる。

そのゆる~い雰囲気が個人的にすごくツボにハマった。

(©『東京カラス』)

笑ったギャグと言えば、このシーン。

このおっさん、作中最強クラスの力を持っている人なんですよ。

それがめちゃくちゃ強い敵と戦うってもんだから、どんな技が炸裂するかと思ったら、まさかのDO☆・GE☆・ZA☆!!

ちなみにこの技めっちゃ強いです。

ただしこの技を使ってしまうと、本人にもダメージが生じます。(肉体的にも社会的にも)

また、モブキャラも個性的なのが多くて面白いですね~。

個人的に好きなのが盛田(モルダ)さんですね。

(©『東京カラス』)

はい、そうです元ネタはドラマ「Xファイル」のモルダーです。

(©『東京カラス』)

盛田さんの妻・須華梨(スカリ)。

元ネタのスカリー捜査官の名言「モルダー、あなた疲れてるのよ」もバッチリです。

今までこんなパロキャラ出てこなかったのに、いきなり出してくるもんだから、笑ってしまった。

このように、オカルトバトル漫画に見せかけておいて、クッソくだらんギャグをかましてくるのが『東京カラス』の魅力です。

 

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しかしバトルもしっかりやる

ギャグ要素の割合が高い『東京カラス』ですが、バトルシーンもちゃんとあります。

しかも、なかなか迫力があるバトルなんですよね、これが。

(©『東京カラス』)

足で刀を掴んでそのままぶった切る、かなりド派手な戦法です。

妖怪ならではの攻撃方法がなんともイカス!

『東京カラス』では様々な妖怪が、独特の攻撃方法で攻めてきます。

それを主人公・満子が臨機応変に攻略していくのが見ていて、面白いです。

(©『東京カラス』)

こちらは主人公・満子の攻撃シーン。

女の子が相手でも容赦なくボコボコにする満子さん、マジ半端ないっす。

満子は基本的にヤンキーみたいな性格をしているので、躊躇なく敵を潰していきます。

その思いっきりのよさが、読んでいて爽快です。

このように『東京カラス』では、迫力のあるバトルシーンが展開されます。

躍動感があって非常にかっこいい。

しかし、こんなかっこいいバトルシーンでも、合間にボケを挟んできたりするので油断できない。

「おおっ、かっけえ!」って思ってページめくったら、ギャグシーンが入ってきて思わず「ふふっ…。」ってなっちゃう。

この独特のテンポで進むバトルシーンがクセになります。

 

主人公・満子が破天荒でかっこいい

満子は女の子キャラなのに、まったく萌え要素がないという珍しいタイプの主人公です。

鋭い目つき、ダサイ服装、ヤクザのような雰囲気…まったく萌え要素がない…。

そんな萌え要素の皆無な主人公なんですが、読んでいく内に自然と好きになっていくから不思議です。僕は萌え豚なのに…。

なんというか、満子の破天荒さがすっごくいいんですよね。

普段の行動はチンピラだし、言動もひどいんですよ。

ある時、仲間の巴(カラスの少女)を助ける過程で、巴に多額の借金を背負わせてしまうんですよ。

それで巴のもとに借金取りが来るんですが、その時に言ったセリフがこれ。

(©『東京カラス』)

「巴。ちょっと泡の風呂でおっさんとたわむれるだけだ。がんばれ。」

ひどすぎじゃないですかwww女子高生が言うセリフじゃねえwww

(©『東京カラス』)

こんなめちゃくちゃなことを、しょっちゅう言う満子ですが、実はすごく仲間思いなんですよね。そこが、かっこいい。

自分がボロボロになりながらも、仲間を守るため戦う。

普段の満子からは想像ができない行動に、心打たれるときもありました。

普段ダメダメだけどやる時はやる。そのギャップがたまりません!

 

漫画『東京カラス』感想まとめ

漫画『東京カラス』は、ギャグとバトルのバランスが絶妙な漫画ですっ!!

難しいこと考えずに、楽しく読めちゃう漫画ですね。

基本的に1話から2話ぐらいで一つの話が完結するのも、読みやすくてGOOD!!

 

東京カラスは、こんな人におすすめ!

・頭空っぽにして読める漫画を探している人

・パロディネタが好きな人

・派手なバトルを見たい人

 

ということで今回は、漫画『東京カラス』を紹介しました。

超面白い作品なので、気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!

 

宮下裕樹, コザキユースケ

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羽輪のどか

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